機能性表示食品DBのcsvファイル内をキーワード検索してタグ付けを行うコード
機能性表示食品リスト(消費者庁Webサイトからダウンロードできるcsvファイル)上で、「表示しようとする機能性」に含まれる単語を検索して、タグ付けを行うPythonコードです。
<作った背景>
消費者庁の機能性表示食品DBには検索機能がありますが、「表示しようとする機能性」は、2単語のAND検索しかできないため、複数の機能を有する機能性表示食品を抽出しようとする場合に使い勝手が悪い。
そこで、csvファイルで全体をダウンロードしてから、検索キーワードでタグ付けを行い、自由度高く検索できるようにするため、本コードを作成。
<ファイル準備>
消費者庁のDB(機能性表示食品の届出情報検索)から、全体をそのままダウンロード。ファイル名を「届出情報検索一覧(1).csv」とする。
<コード>
import pandas as pd
FFC = pd.read_csv("届出情報検索一覧(1).csv")
words=['体脂肪', '体重', '血糖', '中性脂肪'] #キーワードは任意で増やせる。
for x in words:
tmp = FFC.loc[FFC['表示しようとする機能性'].str.contains(x)]
tmp[x]=1
FFC = pd.merge(FFC, tmp"届出番号",x, on="届出番号", how="outer")
FFC.to_excel("data.xlsx", index=False)
FFC.to_csv("data.csv", index=False)
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「機能性表示食品」については以下の記事を参照ください。
機能性表示食品DBのcsvファイルの結合コード
消費者庁の機能性表示食品DBから別々にダウンロードした複数のcsvファイルをダブりなく結合するための簡単なPythonコードです。
<作った背景>
機能性表示食品の機能性の評価方法には、①最終製品による臨床試験、②最終製品による研究レビュー、③機能性関与成分の研究レビュー、のやり方があります。
これらは、届出表示を見るのが最も簡単な見分け方です。
・製品臨床試験であれば、「本品は、・・・・があります」
・関与成分のレビューであれば、「(成分名」は、・・・・が報告されています」
一方、消費者庁の機能性表示食品DBでは、「機能性の評価方法」というチェックボックスがあり、3通りで検索をすることができます。
しかし、検索結果をcsvダウンロードしてしまうと、この分類の列が存在せず、「機能性の評価方法」がわかりづらいというのが難点でした。
そこで、これらのバラバラにダウンロードしてから、分類列を追加し、改めて1つのファイルに統合するコードを作りました。
<ファイル準備>
①消費者庁のDB(機能性表示食品の届出情報検索)から、全体をそのままダウンロード。ファイル名を「届出情報検索一覧.csv」とする。
②「SR」にチェックを入れて検索し、ファイル名「届出情報検索一覧 (SR).csv」としてダウンロード。
③「SR」のチェックを外し、「臨床試験」にチェックを入れて検索し、「届出情報検索一覧(CT).csv」としてダウンロード。
<コード>
import pandas as pd
FFC = pd.read_csv("届出情報検索一覧.csv")
FFC_SR = pd.read_csv("届出情報検索一覧 (SR).csv")
FFC_CT = pd.read_csv("届出情報検索一覧 (CT).csv")
FFC_SR["SR"] = 1
FFC_CT["CT"]=1
FFC = pd.merge(FFC, FFC_CT"届出番号","CT", on="届出番号", how="outer")
FFC = pd.merge(FFC, FFC_SR"届出番号","SR", on="届出番号", how="outer")
FFC.to_excel("dump_data.xlsx", index=False)
FFC.to_csv("dump_data.csv", index=False)
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「機能性表示食品」については以下の記事を参照ください。
ダイエット(体重)に関連する機能性表示食品(サプリメント)
2022/5/1更新
ダイエットに効果がある健康食品って?
健康食品の効果と科学的根拠
体重を減らすには、食事に気を付けたり、運動をしたり、色々なやり方があります。
サプリメントや、健康食品・飲料を使うのも一つの方法です。巷では色々な商品が宣伝されていて、効果があるのか、どれを選んだらよいのか、わからなくなってしまいます。
もちろん、飲むだけで痩せる、などということはありえません。一方で、すべての商品が全くの気休めかというとそんなことはなく、科学的根拠(研究エビデンス)に基づいている商品もあります。
機能性表示食品の科学的根拠
このサイトで注目している「機能性表示食品」は、エビデンスに基づいています。また、そのエビデンスの内容は、消費者庁で公開されている「届出書類」で確認することができるので、比較的信頼性が高いと言ってよいでしょう。
そこで、「体重」に関する機能性表示食品を対象に、届出書類を確認し、体重減少に関する研究結果のデータをまとめてみました。
なお、「届出書類」の調べ方はこちらの記事を参照ください。
「体重」に関する機能性関与成分
「体重」のキーワード検索から、体重に関連する機能性表示食品は、200件以上存在します(2022/3/12現在:225件)。その中には、同じ機能性関与成分を配合している商品も多くみられます。
ここでは、成分ごとに、最近の届出書類を読み解いて、「体重」に関する試験結果のデータを抜粋・集約してまとめました。
機能性関与成分を一定期間摂取した群(介入群)と、摂取しなかった群(対照群)との平均差を、「体重の平均差」に記しています。記載した数値の効果を必ず得られるわけではありませんが、「体重の平均差」は、その成分の「効果」の目安にはできるでしょう。
この数値の大きさと、摂取期間の短さは、効果の目安になると考えられます。
機能性関与成分 |
商品数 ※1 |
論文数 ※2 |
体重の平均差 (介入群vs. 対照群) ※3 |
摂取期間 ※3 |
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類) | 117 | 6 | -1.3 kg (統合値) | メタアナリシス |
エラグ酸 | 62 | 2 | -1.85~-6.16 kg | 8~12週間後 |
カテキン(ガレート型カテキン) | 19 | 7 | -0.43~-3.0 kg | 4~12週間後 |
エノキタケ由来脂肪酸 | 9 | 1 | -1.0 kg | 12週間後 |
りんご由来プロシアニジン | 6 | 2 | -0.59~-0.99 kg | 12週間後 |
コーヒー生豆由来クロロゲン酸 | 2 | 2 | -1.2~-2.52 kg | 60日~12週間後 |
プーアール茶由来没食子酸 | 2 | 1 | -1.21 kg | 8週間後 |
ターミナリアベリリカ由来没食子酸 | 1 | 1 | -0.7 kg | 12週間後 |
フコキサンチン | 1 | 1 |
-1.8% ※例えば体重70kgの場合、-1.3kgに相当。 |
4週間後 |
※1 2022/3/13現在
※2 直近の商品の届出書類に掲載されているシステマティックレビューで肯定的評価をされている論文数
※3 複数の論文がある場合は、最低値~最大値の幅で掲載
エビデンス集約の考え方と留意点
各成分の詳しい内容は、それぞれのリンク先で紹介していますが、以下のような考え方でデータを拾っています。
- ある論文の中で複数の摂取期間で体重を計測している場合、有意差がついた測定期間の中で最も短い期間での「体重の平均差」と期間を採用。
- さらに、複数の論文がある場合は、肯定的評価がなされている論文に絞り、「体重の平均差」「摂取期間」は最低値と最高値で幅を持って記載。
研究それぞれで、対象者、試験条件、解析手法などが異なっていますので、成分同士を一概には比較できないことには注意が必要です。
成分によって、体重を減らすメカニズムが違いますので、人によって適した成分が異なることも十分考えられます。メカニズムは今回は調べ切れていません。今後確認していきたいところです。
上記のような留意点もありますが、「機能性表示食品」を選ぶ参考になればと思います。
フコキサンチンの体重エビデンス
昆布やワカメなどに含まれているカロテノイドの1種「フコキサンチン」に、体重を減らす効果があります。4週間でのデータがあり、体重を減らす機能性関与成分としては、最も短期間で結果が出ている成分です。
機能性関与成分「フコキサンチン」
体重に関する機能性表示食品のうち、1件は「フコキサンチン」が使われています。(2022/4/23現在)。届出番号G1329の届出書類を参照し、この成分の効果を読み解きます。
典型的な届出表示
「フコキサンチン」の届出表示は、概ね以下のような表示です。
フコキサンチンは肥満気味の方のおなかの脂肪(内臓脂肪)や体重の減少をサポートし、高めのBMIを低下させる機能が報告されています。
つまり、下記のような指標を対象としています。
- 体重
- 内臓脂肪
- BMI
体重・BMIに関する効果・エビデンス
成人を対象にしたフコキサンチンの臨床試験エビデンスとして、この届出書類では1つの研究論文を見出しています。フコキサンチンを1日当たり3 mg、4週間摂取した場合、体重、BMI、内臓脂肪面積が有意に低下する結果が示されています。
体重の結果
相対値(パーセント)での変化であることに留意してください。例えば体重70kgの人であれば、-1.8%は、-1.3kgに相当します。
文献 |
平均差(介入群vs. 対照群) | 摂取期間 | p値 | フコキサンチン摂取量 |
1 | -0.9% | 4週間後 | 有意差なし | 1mg |
1 | -1.8% | 4週間後 | p<0.05 | 3mg |
BMIの結果
文献 |
平均差(介入群vs. 対照群) | 摂取期間 | p値 | フコキサンチン摂取量 |
1 | -0.9% | 4週間後 | 有意差なし | 1mg |
1 | -1.8% | 4週間後 | p<0.05 | 3mg |
内臓脂肪の結果
文献 |
平均差(介入群vs. 対照群) | 摂取期間 | p値 | フコキサンチン摂取量 |
1 | -9.9% | 4週間後 | 有意差なし | 1mg |
1 | -18.6% | 4週間後 | p<0.05 | 3mg |
「フコキサンチン」とは
届出書類には、この成分について、以下の説明があります。
フコキサンチンは昆布やワカメ、微細藻類などに含まれているカロテノイドの1種
メカニズムについては、届出書類様式VIIに以下の説明があります。
腹部白色脂肪細胞にUCP1を発現させ、脂肪を燃焼し、カロリーを消費することで内臓脂肪量の減少が期待できる。そして、内臓脂肪量の減少により、体重を減らし、BMIの改善が期待できる。
(出典論文)
1. Hitoe S et al., Functional Foods in Health and Disease 2017; 7(4): 246-262
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本記事を作るにあたって、「機能性表示食品」の届出書類を参考にしています。
情報の調べ方は以下の記事を参照ください。
L-セリン
アミノ酸の一種「L-セリン」には、睡眠改善効果もあります。セリンは非必須アミノ酸であり、タンパク質やリン脂質の構成成分で体内に広く存在します。
機能性関与成分としての「L-セリン」の科学的根拠をまとめました。
機能性関与成分「L-セリン」
機能性関与成分「L-セリン」を使った「睡眠」関連の機能性表示食品は、1件あります(2022/3/27現在)。はてなブログに投稿しました #はてなブログ
届出番号A138の機能性表示食品の届出書類から、「L-セリン」の効果・エビデンスを読み解きます。
届出表示
L-セリンの睡眠に関する機能性表示は、以下のようなものです。
本品にはL-セリンが含まれるので、睡眠の質の向上(寝つきの改善、熟眠感の改善、起床時の満足感)に役立ちます。日常生活のストレスによる一時的な睡眠の不満を持つ方におすすめです。
つまり、下記のような指標を対象としています。
- 寝つきの改善
- 熟眠感の改善
- 起床時の満足感
効果・エビデンス
この届出書類では、1つの研究論文が根拠になっています。起床直後の主観的睡眠感を評価する自己記入式の質問表(睡眠調査票)を用いており、次の指標で有意差がついています。
- 寝つき
- 睡眠維持(熟眠感)
- どのくらい良く眠れたか
- 睡眠の満足感
「L-セリン」のメカニズム
メカニズムについては、届出書類様式VIIに以下の説明があります。
L-セリンの睡眠改善機能の作用機序は、GABAA受容体を介した鎮静作用によるものと考えられる。
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc08/sayoukijyo?sayoukijyoFile=A138%255CA138_sayoukijyo.pdf
(出典論文)
1. Ito et al. SpringerPlus 2014, 3:456
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本記事を作るにあたって、「機能性表示食品」の届出書類を参考にしています。
情報の調べ方は以下の記事を参照ください。
アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン
健康のために睡眠は重要です。
アスパラガス由来の成分「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン」には、睡眠改善効果があります。科学的根拠をまとめました。
機能性関与成分「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン」
機能性関与成分「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン」を使った「睡眠」関連の機能性表示食品は、届出番号B369の1件あります(2022/3/27現在)。
届出番号B369の機能性表示食品の届出書類から、「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン」の効果・エビデンスを読み解きます。
届出表示
機能性表示は、以下のようなものです。
就寝・起床リズムを整えることにより、睡眠の質を高めること(スッキリした目覚め感)や、休日明け(月曜日)の心の健康(楽しく、おだやかな気持ち)の維持をサポートします。また、健康に良い睡眠の維持を助ける(希望する時間より早く目覚めてしまうことを和らげる)機能が報告されています。
つまり、下記のような指標を対象としています。
- 就寝・起床リズム、睡眠の質、目覚め感
- 休日明けの心の健康(楽しく、おだやかな気持ち)の維持
- 健康に良い睡眠の維持
効果・エビデンス
この届出書類では、2つの研究論文が根拠とされています。
文献1から、下記の結果が得られています。
- 就寝・起床リズム、睡眠の質、目覚め感が有意に改善
- 健康関連QOLにおいて、休日明けの心の健康(楽しく、おだやかな気持ち)の維持に対する効果
さらに、研究レビューから、文献1と2が得られ、下記の結論が得られています。
- 希望する時間より早く目覚めてしまうことを和らげる効果
メカニズム
メカニズムについては、届出書類様式VIIに以下の説明があります。
アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン(シクロ(L-ロイ
シル-L-プロリル)、シクロ(L-フェニルアラニル-L-プロリル)、シクロ(Lチロシル-L-プロリル)として)は、熱ショックタンパク質(Heat shock protein:HSP)
70 の発現誘導作用を有する成分である。
動物試験において、HSP70 を視床下部近傍の第三脳室内へ投与することにより、徐波睡眠の割合が増加することが確認されている。(中略)アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン(シクロ(L-ロイシル-L-プロリル)、シクロ(L-フェニルアラニル-L-プロリル)、シクロ(L-チロシル-L-プロリル)として)は、HSP70 の発現を誘導することで、GABA 作動性ニューロン等を介して、深い睡眠など睡眠状態の改善をもたらす可能性が考えられる。
(出典論文)
1. 加藤ら, Jpn Pharmacol Ther. 44(6): 887-93.
2. T. Ito, et. al., J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 60(4): 283-90.
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本記事を作るにあたって、「機能性表示食品」の届出書類を参考にしています。
情報の調べ方は以下の記事を参照ください。
L-テアニン
健康には、睡眠も重要です。
今回は、睡眠改善効果のある成分「L-テアニン」の科学的根拠をまとめました。
L-テアニンは、天然の食物にも含まれるアミノ酸の一種です。
機能性関与成分「L-テアニン」
機能性関与成分「L-テアニンA」を使った「睡眠」関連の機能性表示食品は、78件あります(2022/3/27現在)。
眠りを誘うのではなく、ストレスによる脳の興奮を抑え神経を沈静化し、心もカラダもリラックスさせるという、眠りの質を高めるために必要な効果が期待できま
届出番号F751の機能性表示食品の届出書類から、「L-テアニン」の効果・エビデンスを読み解きます。
届出表示
L-テアニンの睡眠に関する機能性表示は、以下のようなものです。
本品に含まれるL-テアニンは、睡眠の質をすこやかに改善(睡眠効率<就床時間中の睡眠の割合>を上げ、すっきりとした目覚めと起床時の眠気・疲労感の軽減に役立つ)するとともに、一過性の作業などによるストレス(精神的負担)を和らげる機能が報告されています。
つまり、下記のような指標を対象としています。
- 睡眠効率<就床時間中の睡眠の割合>
- すっきりとした目覚め
- 起床時の眠気・疲労感
効果・エビデンス
睡眠効率
睡眠効率<就床時間中の睡眠の割合>は、2.81%改善しています。
文献 |
平均差(介入群vs. 対照群) | 摂取期間 | p値 | L-テアニン摂取量 |
1 | 2.81% | 6日間後 | p=0.047 | 200mg |
夜間の睡眠客観評価(交感神経系)
脈拍間隔変動(%LF:LF/(LF+HF) x 100)で評価し、テアニン介入によ
り抑制することが示されている。
文献 |
平均差(介入群vs. 対照群) | 摂取期間 | p値 | L-テアニン摂取量 |
2 | -4.30 %LF | 6日間後 | p=0.033 | 200mg |
起床時の疲労感
睡眠内省評価起床時の気分は、OSA睡眠調査票 MA版:Zcで評価しており、2つの研究論文のうち、有意差がついているのは1報です。
文献 |
平均差(介入群vs. 対照群) | 摂取期間 | p値 | L-テアニン摂取量 |
1 | 2.8 | 6日間後 | p=0.042 | 200mg |
2 | 1.60 | 6日間後 | p=0.087 | 200mg |
「L-テアニン」のメカニズム
メカニズムについては、届出書類様式VIIに以下の説明があります。
テアニンは抑制系の GABA作動性ニューロンに作用し入眠を促進している可能性
テアニンは抑制性のニューロンの活動を促進し、興奮性のニューロンを抑制すると示唆され、脳内の神経伝達機構のレベルにおいても睡眠を促進している可能性
https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc08/sayoukijyo?sayoukijyoFile=F751%255CF751_sayoukijyo.pdf
ーーーー
本記事を作るにあたって、「機能性表示食品」の届出書類を参考にしています。
情報の調べ方は以下の記事を参照ください。
(出典論文)
1. 小関誠, JUNEJA L R, 白川修一郎、日本生理人類学会誌(2004, 9 (4) 143-150)
2. 小関誠, JUNEJA L R, 白川修一郎、日本生理人類学会誌(2008, 13 (3) 147-154)
3. Unno K, Tanida N, Ishii N, Yamamoto H, Iguchi K, Hoshino M, Takeda A, Ozawa H, Ohkubo T, Juneja LR, Yamada H, Pharmacology Biochemistry and Behavior (2013, 111, 128-135)